月と海の間で

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

もしも 私が 何もない状態を 文字で示してくださいと言われたら 

ただの円を 描くだろう。仕切られた 空間が 空の状態。

けれども この世界では それは ありえない。

あなたの ワイングラスが 空っぽになれば そこには 空気が流れ込む。

見た目には 空だが そこは 空気で 満たされている。

空(くう)を指差しても 同じことだ。そこは 空気や プラーナで 満たされて

いる。

真空パックというものがあるが 確かに 空気は パッケージから 抜かれている。

が そのパックを 紫外線が 通過しているから 決して パッケージの中身以外が

そこに 存在しないわけでもない。

 

無という漢字が ない状態を表現するには あまりにも画数が多いので 調べてみた

ら そのことを 説明している人がいた。

 

 無 ] もとは象形の文字で、舞う人の形。舞の字のもとの字は無でした。衣の袖に飾りをつけ、袖をひるがえして舞う人の姿でした。無う(ぶう)という雨乞いの祭りの字に使いました。有無の「ない、なし」の意味に用いるのは、その音を借りる仮借の用法です。無が「ない」の意味に用いられるようになって、無に、舞の下の部分「せん」(左右の足が外にむいて開く形で、舞うときの足の形)を組み合わせた舞が「まう、まい」の意味として使われるようになりました。

 

france1pen.exblog.jp

 

ameblo.jp

 

足りないことはあっても この世に ないことは 存在しないと思う。

空間は全て 目に見えるものと 見えないものとで 埋め尽くされている。

だから ないことに 恐怖心を感じて生きるというのは それは 自分で

作り出した 想像上のモンスターに 恐怖を感じているに 過ぎない。

食料不足と言われている国があって、有り余って捨てている国があって

足りないのではなく 分けないから 不足するところが出てくるのだ。

ないと思う 恐怖心が 分けることのできない意識をもたらす。

自分だけ 生き延びたいのだ。

が 死は誰の元にも やってくる。

太陽は 全ての上に 降り注ぐ。

雨も 全ての上に 降り注ぐ。

分け隔てすることなく 生きようと 言われているようだ。

 

ないことを示す ただの円だって そこには 線で仕切られた スペースが 

存在する。