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moonandoceanhawaii’s blog

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

召使い

ここ数日 明け方と夕方は 雨が降っている。

そして 今朝も そうだった。

夜が開ける少し前から 猫たちは そわそわし始める。

トイレなのだろうか?ご飯なのだろうか?

最初に 唯一の男子 ジジが ソプラノで 泣き始める。

かれは 4匹の猫の中で もっとも 表現力が豊かだ。

しかも 彼の声には 伸びがあるから 一度のコールで 反応しないと

だんだん 鳴き声が 長くなる。以下のようにだ。

みゃ〜〜〜!

みゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

みゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

君が歌手なら 一流だったねと わたしはいつも 思うのだ。

まだ 3時だよ、おいおいと思いながら ベッドから抜け出して 台所に

くると 彼のお茶碗には まだ ご飯が残っている。不思議なのは あれだけ

鳴いといて わたしが隣に来ると 残ったご飯を 食べ始めるのは なぜ?

新しいの くれって 鳴いてたんじゃないの?なら 起こすなよ〜!!!

まだ 3時じゃん。と 心の中で 悪態をつく。

それなら 起こさないで 一人で 食べときゃ いいじゃん!と マミーは

思うのだ。

そして ベッドに戻って 20分後ぐらい。

今度は ココが 走り回り始める。床にひいたラグの下に 何かがいると

見立てて それを 追いかけるのだが ジャンクフードで 育った彼女は

ぽっちゃり体系で うちにきてから 少しは 締まってきたのだが そのせいで

他の猫よりも 足音がうるさい。そもそも 猫は 抜足差し脚が 得意なのでは

なかったか?で 時々 わたしが そーっと 後ろから近づいて 顔をのぞきこむ

と めちゃめちゃ びっくりして 飛び上がる。

”ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!”

ってな 感じにだ。はっはっはっはっは。どうだ 参ったか?

わたしは 猫より静かに歩くのが 得意だ。

話が 飛んだが その走り回るココを 外に出すために いい感じで眠りに

落ちたのを 再び 起き上がって ラナイのドアを 開けにくる。

そのときは もちろん 朝食前の朝食を済ませたジジも 外に出されるのだ。

そして ベッドに 戻る。15分ぐらいもたっただろうか?

カリッ、カリッ、カリッと 今度は チビが クローゼットを開けようとして

ドアに 彼女の爪が当たる音が聞こえる。それで 起きだしたくないわたしは 

ベッドの中から できるだけ 大きな声で けれども 近所には 響かないぐらい

の大きさで

”チビ〜〜〜〜〜〜!!!!スト〜〜〜〜〜〜ッップ!!!”

と 怒鳴る。だめ、もう 起きたくない。お願い、寝かしといて〜!!!

心の中で さらに 叫ぶ。が それもつかの間 また カリッ、カリッ、カリッと

ドアに 爪をかける音がする。その音は まるで 呪いをかけるかのように 部屋に

響いてくる。仕方なく 起き上がって チビを 外に出す。


やっと 静かになったと思いながら ベッドに戻って あと1時間 波乗りに

行くまで ねれるぞと 思っていると 一番上の ポオヒナが ベッドの横に来て

いきなり バリ、バリ、バリと マットレスで 爪をとぎ始める。

マミーと 一緒に 寝るんじゃなかったの?と 思いながら 上から 見下ろすと

まん丸の目で こんなに 起きちゃったという目で わたしを 見つめている。

それで 起き上がらないと 馬のように 部屋中を ギャロップで 駆け巡る。

お前は 馬か〜!それぐらいの 勢いだ。

彼女は マルチーズと同じか それよりでかいから 走る音が ココ並みに 

うるさい。しょうがないと 起き上がり 彼女のことも 外に出して ベッドに

戻ろうかと 時計を見ると 起きる時間。あ〜あ、まただ。わたしはいつか 

心臓発作で 亡くなるのだろうと思う。こんな生活 マジで 体に悪い。

こうして わたしの 明け方の もっとも ピースなはずの眠りの時間は 大抵

猫たちに 奪われていく。

確かに ラナイのドアを 開けっ放しに しておくこともできる。そうしたら 

彼女たちは 勝手に出入りして わたしを 起こすこともないのだ。

が そうすると 噂を 聞いた 近所の猫たちが みんな やってきて 勝手に

出入りするのだ。気づくと 見慣れない猫が 我が物顔で 床に 寝そべっている

ことがある。猫の世界は ニュースの伝わるのが早い。しかも 情報は 正確だ。

どんな 話が 話題になっているのかといえば ポオヒナのとこの マミーは

マグロのブツ切りを ディナーに出すらしいよとか 感謝祭には 蒸したエビが

振舞われるらしいよとか あそこの ドライフードは コストコの安いやつじゃ

なくて 遺伝子組み換えコーンを使用しない 消化にいい カリカリだよとか

あの家に行くと ただで マッサージしてもらえるよとか そういう話だ。


よっぽど 疲れているときは ジジが最初に 鳴いた時点で 全員を 外に出す

ことにしている。そして 一人静かに時間が来るまで 眠りに落ちるのだ。

と 思っているが 実際は チビが 玄関の網戸に 爪をかけて 開けようとする

音で 起こされる。チビは ドアを 開ける 天才なのだ。どこで その技術を 

身につけたのかは わからない。

どれぐらい 天才かというと ラナイのドアは ガラスのサッシで 猫が開けるには

結構 重い。チビは ドアが ぴったりとしまってないことを 確認すると 隙間に

両手の爪をかけ 自分の片手が 通るぐらいまで 顔も使いながら ドアを開ける。

そして 床に引いてある 足拭きマットに爪をかけ ドアの隙間から 外側に引っ

張るのだ。すると 足拭きマットの厚みで ドアがスライドして 彼女が 通れる

ぐらいに 開くのだ。あとは 勝手に出入りすればいい。

この天才ぶりには 我が子ながら 本当に 驚かされる。そして 彼女の挑戦は

そこだけに 止まらず クローゼットのドア(フレンチドア形式)、キッチンの

パントリーのドア、そして 玄関の網戸だ。以前 服をしまえる 引き出しつきの

ベッドを 使っていたが 彼女が頻繁に開けて 中に 侵入するので 友達に

あげた。

ペットは 子供より 楽よねと 言われる。確かにコスト的には 楽かもしれない。

子供は やがて成長して 親の手を借りなくなるが ペットは一生 世話が必要だ。

わたしの 本業は 猫の召使いである。