月と海の間で

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

I believe you can fly too

youtu.be

2005年 秋、私は この町で 町内新聞を発行している ある女性の

家を 間借りしてました。その家は 海にほど近く 天井の高い家で 私の

借りた ベッドルームからは 少しだけ 海が見えました。

その場所で 私は 裁判所に 提出する 離婚届を 書きました。

あの頃の 私は 自分の羽が ボロボロになって 根元から 折れてしまっている

のを 感じていました。

書類が 一通り済んで 裁判所に 提出したあとの ある日の夜、ベッドで

目をつぶっていると 肩甲骨と 肩甲骨の間が なんだか もぞもぞするのです。

それは むず痒い感覚でも ありました。 

目を つぶっているので 見えるはずがありません。しかも 背中ですから 振り

返っても 見える位置では ないのです。

そして 翌日の夜 また 同じことが起こりました。

それが 数日続いた ある日の夜、背中に 何かが 生えてくるのを 感じました。

それは まるで、種の殻が 突き破られて なかから 芽が出てくるのと 似ていま

した。その芽のようなものは 最初は 曲がって 縮んでいました。まるで 狭い

ところに しまわれていたもののようにです。 

その感覚は さらに 数日 続きました。

日が経つにつれ その曲がって 縮んでいたものが 少しづつ 伸びてきて 開いて

きたのです。それは 新しい羽でした。

その 新しい羽は 古い羽の折れたところから 生えています。

そのとき 私は 自分が 本当は 自由であることに 気づいたのです。

わたしの 深いところにいる自分は どんな時も 飛ぶことを 諦めては いなかった

のです。

 

種の種類によっては 芽を出す環境を 選ぶために 50年も 芽を出さずにいる

種もあるという話を 聞いたことがあります。それは 種がというよりも 種のなか

にある 魂の部分が 芽を出すべき場所や時間を 辛抱強く 待っているのではない

か?と 私は思います。

植物の持つ 性質を DNAに取り込んだ 私たちにも そうした性質がないとは 

言えません。

 

あなたが こころから 自分の自由を 望むなら、その望みは 結晶化し やがては 

種となるのでしょう。 

そして 時と場所が 整えさえすれば 自分への愛を 輝く太陽とし、 信じる

力を 降り注ぐ雨として やがては 芽を出すのでしょう。


私に 新しい羽が 生えてきたように、きっと あなたにも 新しい羽は 生えて

きます。そして その新しい羽は これまで 行ったことのない場所へと 私たちを

導いていくのです。