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moonandoceanhawaii’s blog

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

恥じらい

その日は 西からのスウェルが 5〜6フィート(日本で言うところの ダブル)

に 達する予報で 近所のポイントが 混みそうだったので そこから少し先に

ある 別のポイントへと 向かった。

平日なのも 手伝ってか そこには 二人しかおらず みんな その隣の 

ワンサイズ 小さいところに ラインナップしていた。

その頃の 私は サイドタイ(ビキニのボトムの両横を 紐で結ぶでデザインの物)

の ボトムに凝っていて その日も いつものように サイドタイの ボトムを

はいていた。

波チェックをした時 いつもより 大きかったので 両横とも 一度 ビーチで 

きつく 締め直した。

もっとも 締め直さずとも 解けたことは これまで なかったのだけど もしも

のことを 考えての行動だった。

ラインナップにつき 数本目の波を キャッチしたとき 友達が パドルアウト

してくるのが見えた。

それに 気を取られた瞬間 ボードが 減速し始め 崩れてくる リップに

捕まりそうになった。

その先には 抜けれそうになかったので そのまま ボトムに降りて 板を

蹴ると 水中に ダイブした。

と その瞬間 右の腰に ”シュルーン”という感覚が 走った。

ボトムの紐が 解けたのだ。

水面に顔を出すと 次の波が すぐそこで 崩れ始めた。

再び 水中に ダイブする。と 水の動きが 強すぎて 片方の結び目が

解けたボトムは 今や 足首に向かって ずり落ちそうだった。

さすがに ボトムは 失えないと 思った私は すかさず 両膝を閉じると

ボトムが 膝を 通過して 足首に向かうのを ギリギリで 防いだ。

私は 片手に パドルを持っている。パドルの柄は 私の 身長に 近い 長さだ。

結構な 値段なので 当然 パドルも 手放せない。

波が 行きすぎて 再び 水面に 顔を出すと 次の波が また そこに来ていた。

膝を 閉じたまま パドルを 握ったまま 私は また 水中に ダイブする。

その時 駐車場で 様子を見ていた友人が 後で 私に 「どうしたの?いつもなら

素早く 板の上に立って 波をかわしながら ラインナップに戻るのに、たくさん

食らってたね?」と言ってきた。なので 一部始終説明したら 大笑いしていた。

そんな状況に ありながら 私が 水中で 真剣に 考えていたこと。

それは もしも ボトムを 失くしたら どうやって ビーチから 駐車場まで

歩こうか?ということだった。

そして 水中で 一瞬にして 出した答えは 仮に 失くなっても 前方は パドルの

ブレードで 十分隠せるし 後方は ボードで 隠して 通りを 渡れるよと

いうものだった。まるで 正月の余興のような 出で立ちだ。

だから その様子を 想像した友達は 大笑いしたのだった。

こんな 大波に巻かれながらも 私に 恥じらいが あったとは 自分の知らない

自分を 垣間見た瞬間だった。

 

ちなみに 波は すべてを 脱がす力を 持っている。

友人が 半袖の ウェットスーツを着て 海に入った時 波に巻かれたら 背中の

ジッパーが 全部開いて ついでに 袖が 腕をすり抜け 上半身を 裸に された

らしい。もっとも 中に ビキニを着ていたので さらさずに済んだらしいけど。

 

夏になると サンゴ礁の ゴミ拾いを よくするのだが 水中で よく 男性の下着を

見つける。

どうして その場所に ブリーフが あるのかは 未だに謎だ。しかも 水の動きに合

わせ ゆらゆらと揺れてたりするから なんだか 笑える。

が 男性の 下着に関しては 駐車場に 落ちていることもあるから それも 驚き

だ。脱ぎ捨てなの?

置き忘れるなら 最初から はかなきゃいいのにね。というか ボードショーツを 

はいてるんだから 中は すっぽんぽんでも 問題ないでしょ?

でも 本当に どうしたら ブリーフ、水中に 無くすの?