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moonandoceanhawaii’s blog

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

日本の闇

爽やかな朝に 不似合いのタイトル。

日本は世界の雛形とか、稀に見る 安全大国だとかと言われてますが
それだけではないのが 現状です。

私がまだ 日本に 住んでいる頃、30年近く前の話。
日中、聖蹟桜ケ丘に住む友人を 訪ねるのに 電車に乗っていました。
日中ということもあって 電車は 朝のラッシュに比べると 空いていたのですが それでも座席は 全部埋まっていました。私は つり革につかまって ドアに近い場所に 立っていたのですが 降車まで あと3駅ぐらいと言ったところで 背後に人が近づいてきました。
近づいてきたというよりは その人の体が ぴったりと私の背中とくっついていると言った感じです。
その直後 その人は 自分の腰を 私のお尻に強くこすりつけてきたのです。
私は とっさに その人を後ろに 押しのけました。
と その人は 私の頭を 殴ってきたのです。

見ると 私と あまり 背丈の変わらない 男でした。
私は 拳を握って その男の顔を 横から殴りました。
「ふざけんじゃねーよ!」私の口から出た言葉。

おほほ、なんて ガラの悪いお言葉でしょう。

間も無く ドアが開き その男は 都合悪そうに 降りて行きました。

降りなくても わたしが 引きずり出していたと思います。

なんてことない 光景でしょ?
でも 私は その全てが 実は とても恐ろしいことだということに 気づいたのです。車両は 満員ではなくても 座席が埋まるほどの人だったのです。
それが 皆 うつむいて 関わらないようにしているのは 明らかでした。

全員がです。なんて 最悪な国。


アメリカに 越してきて ある日の朝、ガソリンスタンドに 立ち寄りました。
もちろん 車にガソリンを入れるためにです。
ポンプの前に 車を横付けすると ホームレスのような男性が こちらに向かって 歩いてくるのが見えましたが 私は まだ 車の中だったので あえて気にかけませんでした。すると 車の少し先の コンクリートの壁にもたれていた これから仕事に行くであろう 会社員のような出で立ちをした男性が 「おいおい、どこに向かって歩いてるんだ。」と 私の車に向かってくる男性の 目の前に立ちはだかり 阻止しているのです。
行き場を失った男性は そのまま スタンドの 裏を通り どこかに 消えてしまいました。
私は 車を降りると 会社員のような男性に 見ててくれて ありがとうと 言いました。
その男性は 「いいんですよ、君は女性だし あの男が何をするかわからないから」と言って 立っていた 壁のそばに 戻ると 時計を 見ていました。
その時 何十年も前の 電車での 出来事を ふと思い出したのです。
あれは まさに 日の出ずる国の 闇だなと 思ったのでした。


昭和天皇が亡くなった時 私は 日本が大きく変わるのを 感じていました。
そして1989年、80年代の終わりに 200ページにわたる エッセイ集を 印刷して 知り合いに配りました。内容は ランダムです。

当時の 私の 恋愛観から、原発の危険を訴えたもの、温暖化について、今後ますます経済システムに 支配され続ける世界。遺伝子組み換え作物や それを牛耳るシステムの話。ゴミの問題。自然の力強さ。
その頃の私は 今 振り返っても 覚醒していて 言葉が どこからか 降りてくるのを 受け取って 書いているという感覚でした。

何かについて 思いをはせると 眉間に情報が 飛び込んできて それが 背骨を 伝い尾てい骨まで降りて行き さらに 前を通って心臓まで到達した時点で 理解という感覚に至るのです。そのときは 確かに 心臓に 何かが 飛び込んでくる体感があるのです。
そういうことが 書こうと思って 原稿用紙(当時は原稿用紙)に向かうと 起こるのでした。当時は 幽体離脱もよくしていたし、翌日起こることを 夢で 正確に見ていたし、大きなエネルギーの場に 自分がプラグインしてるような状態でした。

実際に 本を読み終えた人たちの感想は、考えすぎだよ、そんなこと考えてたら 人生楽しめない、繊細すぎるというものが ほとんどでした。

誰も そういうことを 気にかけれないのだろうか?そう思うと 当時の私は とても暗い気持ちになったものです。
そして 1ヶ月間の バリ旅行へと向かいました。リセットしなくてはいけないものがあるような気がして 日本という磁場から 離れなくてはいけなかったのです。
成田からのフライトが テイクオフする瞬間 私のイメージの中で 足首に付けられた錘のついた鎖が 勢いよく切れました。そして 私は ふわっと 軽くなったのです。

日が経って 帰国した時、私は 成田から 再び デンパサールに向かって 折り返す飛行機に 飛び乗りたい気分でした。が そのまま 職場に 直行することになっていたので とりあえず 出社しました。そして その場で 退職を告げ 机を片付けて、借りていた アパートに向かいました。当時 私は 渋谷に住んでいたのですが その後 すぐに 7年間の東京暮らしを 終えました。
そして 人生が 大きく方向を 変えていったのです。

あの頃 本にした内容は 現在、世界的な問題として 取り上げられているものが 殆どです。そうした 情報は かなり 前から出ていたのでした。
でも 経済システムに 操作された バブルで 盛り上がっていた日本には そうした現実の現実は 逆に 夢物語にしか 映らなかったのでしょう。

協調性が 度を越すと 組織的な いじめや 犯罪につながります。
記号を言語化し それを使用するものたちが組織となり コンクリートの箱に 住み込んで 最先端の テクノロジーを駆使し 自分たちを 世界の支配者であるかのように 錯覚し 定めた ターゲットに 攻撃を仕掛ける。まるで ゲームの延長。

日本は 平和だね〜と 呑気に 連続ドラマを見ている世界。そして 闇に光を 当てようとする人たちが 変死を遂げる世界。

湿度が高く 日の光が弱く 重力が強く 闇にとって これほど 恰好な繁殖場はないのかもしれません。