月と海の間で

ゆらゆらと 波にゆられて 思うこと

からだの構造、感情、思考

年間 1000人の方への施術を 10年以上続けてきて 感じることは 現代に  おいても 大抵の人は 2次元の感覚で 世界を把握しているなということです。

骨格や筋肉、内臓に関わる症状で訪ねてこられた人のとセッションは 大抵 腹部へのアプローチから 始めます。そのとき 多くの人は『痛いのは 肩なんです』とか
『首の調子が よくないんですけど』なんて 言います。わかっていますが もっとも
助けを必要としているところから わたしは 始めます。

都市型生活をされている人が 長い時間 どのような姿勢でいるか?と考えると まず 椅子に座るです。デスクで仕事をするにも 電車で移動するにも  座ることが多いですね。満員電車では立つのでしょうが ランチや 仕事後の飲み会 などは 座るでしょ?駅で 階段の上り下りも 膝を曲げては伸ばすの 繰り返しの運動です。その状態を 観察すると お腹の筋肉が 縮んでいることが 考えられます。それと 座った姿勢で パソコンや携帯をいじると肩が 前に巻き込んできます。
疲れてないときは 姿勢がいいのですが 疲れたり 集中してくると 顎が出て 猫背気味になり 肩が巻き込んでくるので 体は 安定を求め 背中の真ん中らへんを 椅子に押し付けるような姿勢をとります。
その結果が 肩がこったり 首がこったりという症状に 繋がるのです。
これは ほんの一例ですが そうした姿勢の中で 一番 迷惑を被っているのは 内臓です。

内臓は それぞれに 特有の動きをするわけですが(私は これを ダンスと呼んでいます)お腹が縮むということは ダンスフロアーが 狭くなるのです。
肝臓ですと 脇に向かい 内側に戻るという 自動ドアのような動きをしますし
心臓ですと ポンプの動きですし 腸管は波のような動きです。
それらが それらのダンスをする場所が 十分にあることで 正常に機能することが できるのですが そうでないと長期的には 問題が起こります。
消化器官がうまく機能しないと 体内に ガスがたまり始めることが 炎症をおこしやすい環境を作り 凝りや 痛みに 繋がります。

消化器官が正常に 機能していれば ほとんどの場合 調子が悪いということは なくなるでしょう。

ここで 気づいて欲しいのは 私たちは 3次元にいるということです。
時間の経過を入れると 4次元ですが 私たちは 紙のような 平べったい存在なのでは ありません。
皮膚という 布のようなものの内側は 空間になっていて 肺は息を吸うことで広がるし おしっこをすると 出ていたお腹が 平らになるでしょ? 
体は 動くために デザインされています。それは あらゆる方向にです。
つまり 世界は 3次元でなくては ならなかったのです。
2次元でも移動はできます。ちなみに 紙の上に線を引いてみてください。そうした
動きはできますが そこから 上に向かって(机に置いた紙から見て 天井の方向に向かってという意味での上ですが)飛ぼうと思っても 2次元では そういう動きはできません。
笑うという感情も 泣くという感情も 外側に向かい 内側に戻るような 動きを
感じることができます。
つまりは そうした感情も 3次元特有のものであるということが できるでしょう。

それを 考えると あなたの腰痛は 凝り固まった ハムストリングから来ているのではなく 足の裏の 凝りから来ていると 考えることもできるのです。

体の構造を そのように 理解できたとき 初めて 私たちは 感情が 体の状態と 深く関わっていることを知るでしょう。
あなたの肩が 内側に巻き込んでいるとき あなたの肺は 思うように 呼吸することができません。酸素が 思うように 体内に入ってこな状態というのは 恐怖心に つながっていきます。死への恐怖です。私たちは そうした部分では 動物なのです。
酸素が 十分でないと 脳が うまく機能しません。それは 睡眠のパターンを
変えたり ホルモンの分泌に変化を来し 疲れやすかったりします。そういう場合は
鬱に繋がることがあります。 こうした中で ホルモンのバランスで 逆に 冴えた 状態を 感じる人もいます。
疲れを感じる場合 人は 休みますが 冴えた状態ですと 常に活動し続けます。
が 体は 機械ではないので やがて クラッシュという状態が来て 突然 長い睡眠をとったり 起きたら 記憶が少し消えているような感じを 受けることもあります。
カフェインによるものは カフェインクラッシュ、アドレナリンによるものは
アドレナリンクラッシュと 呼ばれます。
クラッシュが起こるような状態は 副腎や甲状腺に機能障害を起こすことがあります。

技術の進歩で 私たちは 24時間活動することが 可能になりましたが 私たちの 体の構造は 何千年前と なんら変わりありません。
オンとオフ、活動時間と休息時間。朝と夜。干潮と満潮。満月と新月。そして 相反するポイントとポイントを 行き来することが 揺れをもたらします。
揺れがないと 淀みます。川も海も 動きがあることで 浄化を繰り返しています。
頭蓋骨にも関節のようなものがあります。決して一つの骨が 頭蓋を形成しているわけではないのです。その中には 脳は もちろんですが 頭蓋仙骨液というものが 尾てい骨から 頭蓋骨の中へと 循環して 脳の周囲を 常に 浄化した水分で 保っているわけなのですけど それを 循環させるには ポンプの役割が必要で それが 頭蓋骨が約3秒おきに 広がったり 元に戻ったりというのを 繰り返すことで 循環させているのです。
身体は 本当によくデザインされていて 驚くことばかりです。

腹部へのアプローチから わかったことですが パターンとして 左肩の凝りは 食べ過ぎや胃酸過多から来ていることが 結構ありました。
右肩の凝りは 肝臓の疲れです。肝臓は ストレスとも 大きな関係があり肝臓がうまく機能していないと あるいは 毒素の排出機能が 低下していると 怒りやすく なったりします。
もちろん 肩の凝りは 寝るときの姿勢や 起きているときの姿勢などとも大きな関係がありますし スポーツをする人、身体を動かして仕事をする人などは 同じような動きを繰り返すことで もちろんそれが 特定箇所の痛みにつながることも 多いです。

ですので決定してではないですが 傾向としてそういうことが言えます。 身体と感情と思考は とても深く繋がっています。

そして それらを コントロールしているのは ホルモンです。
その続きは また今度書きます。